今回もご覧いただき、ありがとうございます。
これは、「幸せになりたければこれをやろう!」シリーズの【実践編】です。
書き始めたら、長くなってしまったので、前編と後編に分けさせていただきます。
あなた自身から生まれる感情のコントロール方法
ここまでの記事でご紹介したように、
まずは、自分の現状を知り、人間の思考は言葉に支配されていることを知っていただきました。
【発する】ことで内部から改善しながら、テレビなど生活環境を調節し、外部から入ってくる言葉も変えることで、言葉から幸せの感受性を高めるアプローチを行います。
さらに「感謝レベル」を上げることで、上昇が加速させていきます、という話をしてきました。
さて、みなさんお気づきのように
そのあなたの頭の中で行われている思考こそが、
あなたの幸せに深く関わっています。
最後の【実践編】では、
内部から生まれる、つまりあなた自身から生まれる感情のコントロール方法を
お伝えしていこうと思います。
【実践編】もくじ
【実践編】もくじ
①「主体性」って何じゃらほい?
②反応
③輪
④感情は常に主観である
①「主体性」って何じゃらほい?
幸せになるために、この「主体性」は最も重要な鍵の1つとなります。
「主体性」「主体的に」などよく使われる言葉ですが、
念のため簡単に定義しておきます。
主体性とは・・・「自分は、自分の人生の主人公である」ことを知っている状態
とここでは定義しておきます。
(主体性についてはまた別途詳しく解説します)
自分が、自分自身の人生の主人公となることで、
何か選択を迫られたとき、あなた自身の意思で決めることができる
この認識、パラダイムこそが、幸福になるために最も重要な鍵の1つです。
これをモノにすると、自分自身の中から生まれる感情をコントロールできるようになります。
②反応
「主体性って、自分のことは自分の意思で決めることだよー」
ということをまずお伝えしました。
これから具体的な実践方法をお伝えしていきます。
最初に「反応」です。
なんか理科の授業で「反応」ってやりましたよね?笑
あれ?反応が・・・ありませんが・・・?笑
そっとしておきますね笑
人間や動物において、「反応」は、
何か「刺激」という外部からの情報を認知したときに、その「刺激」に応じた行動などをすること
です。
その「反応」には2種類あります。
「反射的反応」と「主体的反応」です。
わかりやすいように(少し悪意がありますが)、あえて
「動物的反応」「人間的反応」と言い換えさせていただいております。
「主体的反応(人間的反応)」は、(その名の通り)人間にのみ与えられた能力です。
人間以外の動物は、この「主体的反応(人間的反応)」をすることはできません。
みなさん、こんな方法でちゃんと「主体的反応」を行っているはずです。
みなさん、お世辞って言ったことありますよね?笑
- 「〇〇さん、今日もとってもお綺麗で。あら?少し痩せられたのでは?」
- 「部長!!ナイスショット!!!(ファーーーー)」
などなど笑
お世辞が言えるのは、目の前の事実(刺激)に対する行動(反応)を「選択」している
ということになります。
つまり!!お世辞が言えるということは、
みなさんはちゃんと「主体的反応」ができる
ということです!!
いくつか例を見ながら、「反応」の理解を深めましょう!
〈例1〉
あなたは今、ステーキを食べています。熱々の鉄板の上に美味しそうなお肉がのっています。
もちろん店員さんから「熱いので触らないように」と言われていたのですが、
お肉に夢中で、左手が鉄板に触れてしまいました。「熱っっ!!!!」
あなたはどうしますか?
左手を瞬時に引き上げますよね?
火傷しているのに無視して食べ続ける人はいませんよね?笑
「熱い」という「刺激」に対する「反応」(反射)ですね。
これは身体的危険が伴うために、「選択の自由」の入る隙間もなく行動を起こす脳のシステムになっていますね。
〈例2〉
あなたは今電車に乗っています。時刻は20時半。
帰宅ラッシュの時間で車内は少し人が多いですが、あなたは何とか席に座ることができました。昨日も一昨日も終電近くまで残業し、睡眠時間は十分に取れていないあなたは助かった気持ちで、ホッとしています。
そこへ上司から電話が入ります。
「今クライアントの△社から電話があって、部下の〇〇が納品した商品が間違っていたそうだ!私は今から北海道へ行かなければいけないから、〇〇と一緒に正しい商品を持って謝りにいってくれないか」と。
あなたはどんな反応をしますか?
(悪意のある例ですみません笑)
2つの答えが考えられるかなと思います。
A、「俺なんすか?もう電車乗っちゃってますし、明日じゃダメなんですか?」
B、「わかりました!僕に任せてください!すぐに届けて、しっかりと謝ってきます!終わり次第連絡します」
答えはどちらでもいいのですが、何を確認していただきたかったかというと、
あなたは反応の選択を迫られましたね?
現実と、自分の感情との間に一瞬葛藤があったはずです。
それが「選択の瞬間」です。
そして、一瞬Aの反応をしたくなりましたよね?笑
でも、Bの反応が正しいことを確認したためにBを選択しませんでしたか?
そうなんです。「選択の瞬間」はとっても短いのです。
そしてちゃんと「選択することができました」ね?
それがまさに「選択の自由」です。
〈例3〉
ある日あなたは電車に乗っています。車内は静かで平和そのものでした。
そこに、1人の男性が子どもたちを連れて乗車してきました。
子どもたちは大騒ぎし、車内を走り回ったり、大声で話をし、人が読んでいる新聞を取り上げたりしています。
しかし、男性は注意したり落ち着かせたりするそぶりはなく、静かに座っています。
あなたはどうしますか?
A、冷静に男性に注意をするように勧める
B、無視をする
C、子どもたちを直接注意する
私ならAを選択するでしょう。
あなたが男性に、子どもたちを注意するように勧めると、
男性はこう口にしました。
「あぁそうですよね・・・すみません・・・実は・・・先ほど私の妻、あの子たちの母親が亡くなったんです・・・子どもたちも動揺してしまっているんだと思います・・・これからどうしたら良いのでしょうか・・・」
あなたは何と声をかけますか?
きっと
「それはお気の毒でした。何も知らず・・・すみません。何か私にできることはありますか?」と声をかけられることと思います。
自分では最適な選択をしたつもりでいても、
実は予想外な事実が隠されていて、結果的に適切でない対応になってしまうことってありますよね?
これは仕方がないことですが、ここでお伝えしたいのは、
人は、先入観(パラダイム)の中でしか選択できないということ。
つまり、あなたが今までの人生で経験してきたことや知識がある範囲内でしか選択はできず、
その範囲外の選択をすることはできないということです。
だいぶ「反応」についてイメージができてきたのではないでしょうか?
この「反応」では、お伝えしたいことが3つあります。
①パラダイム(先入観)を外すことで、見えなかったものが見えてくる・・・〈例3〉
②反応について意識して来なかったが、刺激と反応の間に一呼吸おくことで、反応を選択することができる・・・〈例2〉
③感情は最長6秒しか続かない
①パラダイム(先入観)を外すことで、見なかったものが見えてくる
これについては、語り出すと止まらないほどたくさんの事例や解説方法があります。
また、「パラダイムを外そう」といって、すんなりできる人はまぁいません笑
少し上級な部分もありますので、別途解説をさせていただきます。
ここでは、先入観が私たちの選択に影響を与えているから、取り除いた方がいいんだ
と思っておいてください。
「パラダイムを外す」ことができたら、
あなたは、こんなことができるようになります。
- 人の気持ちに寄り添うことがしやすくなる
- 自分の選択の幅を広げることができる
是非、別解説をご覧いただき、この領域に到達していただきたいです。
②刺激と反応の間に一呼吸おくことで、反応を選択することができる
私たちは日々たくさんの刺激を受け、それに応じた反応を迫られています。
何を刺激とし、どう反応するかは人それぞれです。
例えば、
人によっては天気や上司の機嫌もそれは刺激であり、いちいち反応しなければいけない人もいます。
雨が降ると、「今日は雨だし、テンション上がらないなー」
上司が不機嫌だと、「あいつ、また機嫌悪いし、無理難題言ってきやがる!ムカつくわー」
人間なので、晴れが好き、雨が嫌いなどあって当然です。
また、理不尽なことを言われることで感情が揺らぐことは仕方のないことです。
その感情がダメというわけではありません。それが自然です。
しかし、それらの感情の動きで、心やモチベーション、パフォーマンスまで左右されてしまうのは、非常に勿体無いですよね?
そこで、思い出してください。
動物と人間の違いは何でしたか?
そうですね!
人間は、「刺激」に対する「反応」を選ぶ「選択の自由」を持っている
でしたね!このパラダイムをちゃんと持っておいてください。
「選択できるんだ」「選択していいんだ」と思うことから始まります。
これは、訓練しないとなかなかできることではありませんし、
どうしても習得には時間がかかります。
また、習得したつもりでも気を抜くと出てきてしまうものです。
まずは、人間に与えられた「選択の自由」があることをしっかり認識しましょう!
③感情は最長6秒しか続かない
人間に与えられた「選択の自由」はわかっているのだけれど、
いざ、そのような場面を目の当たりにすると、どうしても「反射的反応」をしてしまう
というそこのあなたに朗報です。
これは誰が言っていたか忘れましたが、どっかの偉い人が言っていました。(アバウトですみません笑)
「感情は最長6秒しか続かない」
どれだけムカついても、腹が立っても、
それは最長6秒しか続きません。
「え?6秒以上腹が立つことあるけど?」という方。
それはあなたが意識的にその感情を継続しています。
どういうことかと言うと、
- 起こった出来事を頭の中で繰り返し思い返す
- 心の中で相手や出来事への不平不満を言い続ける
ということを無意識でしています。
そうすると、永遠にその感情は続いてしまいますよね。
これも、なかなかすぐには取り入れられないと思いますが、
まずは「感情は最長6秒しか続かない」んだということをしっかり認識しましょう!
ここまで・・・
めちゃくちゃ長くなりましたので、ここで前編と後編に分けたいと思います。
【実践編】前編ということで解説してきましたが、
少し(だいぶ?)レベルが上がったのはお気づきでしょうか?
ちょっと難しい内容になってきましたね。
これらは、みなさんが実生活の中で、まずは意識的に取り組んで、
その中で体感することで、少しずつ自分自身に落とし込み、
習慣とさせていくしか方法がありません。
もしもっと論理的な部分が気になる方はお気軽にお問い合わせください。個別に解説させていただきます。
実は、今回の内容と次回の「輪」を習得することができると、
自分の内部から生まれる感情を少しずつコントロールできるようになります。
そして、私生活においてかなりストレスを軽減でき、変化を感じることができます。
この控えめな私が、”かなり”というのですから、相当です笑
ある一定のラインを超えると、感情の起伏が大幅に抑えられ、
これらが、あなたの幸福の基盤を築くための手助けをしてくれます。
是非、その先の「幸せな自分」をリアルにイメージしていただきながら、
ワクワクしていただいて、楽しみながら取り組んでいただけるといいかなと思います。
ではここで、【実践編】の前半を終了します。次回後半も是非お楽しみに!
今日1日が皆さんにとって豊かな1日になりますように!
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