家庭教師で気づいた2つの事実!!
私は、数年前から一般の家庭教師会社からの紹介で、家庭教師をしておりました。
その目的は2つ。
- お小遣い稼ぎ
- 自分が学んできたコーチング力が子どもに効果があるのかの調査
目的の比率は8:2くらいでした笑
しかし、1人、また1人と指導を重ねるごとに、
2つのことに気づき始めました。
- 週1回の1時間〜1時間半の始動では、1週間分のわからない問題を解消できない
- 「家庭教師」が親の自己満になっている
これではいけないと思い、指導先のご家庭ごとに隠れて調査を始めました。
2つの挑戦
調査を進めると段々とこんな傾向が見えてきました。
- 毎日の家庭学習が定着しない子ほど、「勉強しなさい」など親から言われる回数が多い
- 毎日の家庭学習が定着しない子ほど、親が本を読んだり勉強をしている時間が少ない
- 毎日の家庭学習が定着しない家庭ほど、それが親の不安感となる
- 毎日の家庭学習が定着しない子ほど、わからない問題を放置する傾向にある
- 幸福度(幸福を感じ取る力)が低い子ほど、集中力が低い
そこで、あるご家庭に下記2つを実践していただきました。
- 「勉強しなさい!」などを言わない
- 言いたくなったら本を読む
すると、段々と子どもの行動に変化が現れてきました。
無理難題!!
ちょうどその頃、紹介会社からの指名で、9ヶ月で80点、最低でも60点上げてほしいという中学3年生を担当することになりました。
実は、中学3年生に入ってから点数を上げるというのは相当しんどいんです。
というのは、ご存知の通り、勉強は毎日続けることが重要です。少ない時間でも反復的に継続して行うことで、記憶の回路が太くなり、その記憶を呼び起こすことがスムーズにできるようになっていきます。つまり、反復学習が定着しない子に勉強を教えるのは至難の技なのです。
また、中学3年生の特に英語と数学は、中学2年生までより1.5段階難易度が上がります。なので、普通は中学3年生になると平均点が10〜15点下がるのです。普通下がるところで、80点上げるのはまさに至難の技なのです。
そこで、ご家庭と相談した上で、秘策を発動することにしました。
それは、いつでもメールで質問ができる状態にし、リアルタイムでわからない問題を解消する方法です。
連絡を密に取ることで、宿題をリアルタイムに管理できました。
「この問題はもう解けるからやらなくていいよ」「これやらなくていいから、こっちをやってみよう!」など、調整することで無駄な時間を減らし、効率よく進めることができました。
また、副産物として、こんな効果が得られました。
- その子のペースをしっかりと把握し、無理のないペースで指導ができた
- 独りではなく、一緒に机に向かっているような感覚になってくれた
- 勉強以外のその子の悩みにも寄り添うことができ、信頼関係が深くなり、より効率よく学習に取り組めた
慣れるまでは大変そうでしたが、慣れる頃には毎日いくつもの問題を送ってくるようになりました。
わからない問題がどんどん解消されるのが嬉しくなったようで、授業での発言回数も増え、いつの間にか教科の先生に自ら質問をしにいくようになっていました。そうすると、内申点も伸びてきました。
依頼をいただいた時は、正直80点なんて無理でしょ・・・と半分思っておりましたが、生徒さんが本当によく頑張ってくれたので、無事志望校に合格することができました。
コンサルタントだからできること
ご覧いただきました通り、このような事例を元に、その子に合った方法をご提案いたします。
詳しい内容に関しましては、他記事をご覧いただくか、「お問い合わせ」からご確認いただければと思います。
今までいろんなお子さんに出会ってきました。
- 頑張りたいけど、頑張り方がわからない
- 「勉強って何?おいしいの?」というくらい家で勉強をしたことがない
- わからないことがわからない
- 勉強しなきゃいけないのはわかっているからやるけど、わからない問題が多くて前に進めない
- 指導中にウトウトする
- プレッシャーに押しつぶされそう
- 1年半以上学校へ行っていない
- ADHDを持っている子
などなど、様々なお子さんがいましたが、どの子も心の奥に「頑張りたい」「できるようになりたい」という気持ちが隠れています。
しかし、その子のペースにあった方法、つまりペースもしっかり寄り添いながら進めないと、やる気が削がれてしまったり、伸びるものも伸びないこともあります。
柔軟に対応できるマンツーマンのコンサルティングだからこそ、お子さんに合った最適な方法をご提案できます。
また、お子さんによって、いろんな性格があり、いろんな気持ちや想いがあり、いろんな悩みを抱えながら生活をしています。お子さんの学習にしっかり寄り添うことで、勉強だけでなく友達や学校のことも含めて、大事なお子さんの応援者になることができ、それによってより勉強をより効率よく進めることができます。
お子さんが楽しく無理なく学べる環境を作り、ご家庭と一緒にお子さんを応援することで、将来への橋渡しができたらと考えております。
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